SA・PAは飲食、道の駅は地場産品の購入が目的…JTB総研調べ

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この1年間のドライブ旅行の実施回数
この1年間のドライブ旅行の実施回数 全 4 枚 拡大写真

JTB総合研究所は、「ドライブ旅行に関するアンケート調査~SA・PA、道の駅の利用動向について~」を実施。その結果を発表した。

調査は、東京、大阪、名古屋圏に居住する18歳以上の男女を対象に、2月26日から28日にインターネットアンケートを実施。4908人から回答を得た。

調査結果によると、過去1年間にドライブ旅行に出かけた人は55.2%で、生年別にみると1941~45年生まれ(67~71歳)が64.7%と最も高かった。また、年齢が高くなるほどドライブ旅行の回数も増加する傾向がみられ、1941~45年生まれは、37.4%が「3回以上」だった。また、ドライブ旅行の平均的な移動時間をみると、年齢が高くなるほど移動時間が長くなっている。1990~95年生まれ(17~22歳)は78.5%が平均的な移動時間が「3~4時間」以下であるのに対し、1941~45年生まれは44.9%で、その差は33.6ポイントとなっている。

この1年間のドライブ旅行でSA・PAを訪れた人は87.3%、道の駅を訪れた人は67.6%だった。また、訪れた人の中で、ドライブ旅行の「主な目的として」、あるいはドライブ旅行の途中で「行きたいと思っている」SA・PA に訪れた人は約半数の49.7%だった。同じく「行きたかった道の駅」を訪れた人は29.9%だった。約半数の人が行きたいSA・PAがあり、ドライブ中にわざわざ立ち寄りたい場所の一つとなっていることがうかがえる。なお、SA・PA、道の駅とも滞在時間は30分未満が約3割、30分~1時間未満が約半数で、8割が1時間未満だった。

ドライブ旅行でSA・PAや道の駅を訪れた目的については、「トイレの利用」は共通して高い(SA・PA:82.2%、道の駅72.8%)が、道の駅では「地場産品(野菜等)の購入」が52.7%とそれに次いで高い。一方、SA・PAでは「飲食(フードコート)」や「飲食(レストラン)」が道の駅に比べ高い。「お土産の購入」は両施設とも同程度の割合(SA・PA:47.7%、道の駅 44.8%)だが、SA・PAは“飲食するところ”、道の駅は“地場のものを買うところ”と捉えられていることがうかがえる。これを生年別にみると、SA・PA での飲食は、若年層では“フードコート”が、シニア層では“レストラン”が目的となっている。また道の駅での地場産品の購入は、シニア層で非常に大きな目的となっている。今後の増加が見込まれるドライブ旅行をするシニア層に対しては、地場産品の充実や落ち着いて食事をとれるレストランの充実が求められると、同社では提言している。

《纐纈敏也@DAYS》

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