京王電鉄、「農業ビジネス」に参入 ~京王線狭間駅前の研究・開発用植物工場が稼働~

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京王電鉄 京王栽培研究所イメージ
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京王電鉄は、人工光利用型植物工場および、太陽光利用型植物工場を活用した、農業ビジネスに4月1日より参入する。

これは、今年、京王の電車・バスが100周年を迎えることを記念し、新たな事業を創出するために社内公募した事業プランのなかから選ばれたもの。同社では、農業ビジネスへの参入にあたり、「京王栽培研究所」と称する研究・開発用の植物工場を京王線狭間駅前に建設し、高付加価値野菜や果物の研究・開発や販路を開拓し、2年後の事業化を目指す。

人工光利用型植物工場の光源には、昭和電工製のLEDを用いて、高速栽培技術「Shigyo法」の供与を受けながら、蛍光灯を利用した植物工場に比べ出荷サイクルを短縮させ、収穫量が増加する栽培技術の研究を行う予定。今回建設する植物工場は 4月1日からの稼働を予定している。

概要は次のとおり。名称は、京王栽培研究所。所在地は、東京都八王子市東浅川町 708-5、709-2。敷地面積は、約372平方メートル。ひとつは、人工光利用型植物工場で、延床面積は約 171平方メートル(2階建)。栽培品目は、レタス、ベビーリーフ等の葉菜類(予定)。プレハブ内の完全閉鎖型の環境の中で、昭和電工製の LED、蛍光灯の人工光を活用して養液栽培を行い、安心・安全・高品質な野菜の開発を目指す。初収穫は2013年6月中旬を予定している。

もうひとつの施設、太陽光利用型植物工場は、延床面積、約94平方メートル(ガラスハウス 1 階建)。栽培品目はトマト、いちご等の果菜類を予定。農業用のガラスハウスにおいて太陽光を利用した養液栽培を行い、安心・安全・高品質な野菜や果物の開発を目指し、2013年7月中旬の初収穫を予定している。稼働開始日は4月1日。



《久保田雄城》

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