【ジュネーブモーターショー13】オペル アダムに入門ラリーレーサー 、R2…モータースポーツ復帰へ

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オペル アダム R2(ジュネーブモーターショー13)
オペル アダム R2(ジュネーブモーターショー13) 全 12 枚 拡大写真

米国の自動車最大手、GMの欧州部門のオペルは3月5日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー13において、コンセプトカーの『アダム R2』をワールドプレミアした。

アダムは2012年9月、パリモーターショー12で発表。MINIのハッチバックやフィアット『500』と競合するコンパクトカーだ。ボディサイズは全長3700mm、全幅1720mm、ホイールベース2311mm。MINIのハッチバックと比較すると、アダムの全長は23mm短く、ホイールベースは156mmコンパクト。フィアット500との比較では、アダムの全長は154mm大きい。

欧州のデザインチームが手がけたアダムの3ドアハッチバックボディは、ルーフデザインが特徴。室内は4シーターの設計。エンジンは、4気筒ガソリン3機種を設定。1.2リットルは最大出力70ps。1.4リットルは最大出力87psと100psを引き出す。

2012年11月、オペルはアダムを使ったモータースポーツ活動の内容をアナウンス。2013年からドイツで、「ADACオペルラリーカップ」を開催する。そのために開発したワンメークレースマシン、『アダム カップ』を発表した。

今回、オペルがジュネーブモーターショー13で初公開したアダムR2は、このアダム カップをベースに、FIA(国際自動車連盟)のR2レギュレーションに適合させた入門ラリーマシンのスタディモデル。最大出力185ps、最大トルク19.4kgmを発生する1.6リットル直列4気筒ガソリンエンジンをはじめ、足回りや内装をモータースポーツ参戦用にチューニングしている。

なおオペルは、アダムR2の開発を2013年内に終え、ホモロゲーションを取得することを目指す。オペルにとっては、ワークス体制でのモータースポーツ復帰となる。

《森脇稔》

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