カイエンシステム開発は、タクシーキャッチアプリ「ポケットタクシー」の個別法人契約版を開発、クラウドサービスとして3月21日よりサービスを開始する。
ポケットタクシーは、乗りたい時に、乗りたい場所で、接客態度、安全運転度での評価の高い乗務員を選んで乗れる無償スマホアプリ。乗務員側もスマホやタブレット端末を利用し、乗客の獲得機会を取り持つ仕組みとなっている。
同社は今回、この仕組みを基礎に「個別法人契約版」を開発。法人ブランドにこだわる乗客と、乗客の囲い込みやリピートオーダーを取りたいタクシー法人とを、配車センターを介して取りこぼしなくマッチングさせることを可能としている。
ポケットタクシーでは通常、スマホアプリを利用した乗客からのリクエストに対して、乗務員が直接対応して成約となる。今回開発した個別法人契約版では、直接対応で成約に至らなかった場合、乗客は配車センターのオペレータと対話。オペレータは対応可能な運転手に対応を促し、顧客情報を送り乗客を迎えに行く。その際、乗客の名前、乗車希望位置の情報が乗務員のスマホに発信され、その情報によりスマホ搭載ナビで乗客の位置まで移動ができる。
また、固定電話で配車依頼をしてきた乗客の場合、オペレータが乗車希望位置を地図画面場で特定し、対応可能な乗務員を選出し対応を促し、乗客を迎えに行くことができる。
なお、月額料金は、ベースがボランティアの仕組みであることから、1ライセンス9800円と低価格を実現している。