3月17日運行開始のスカイダック…水陸両用バスの詳細が明らかに

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水陸両用バス「SKYDuck」
水陸両用バス「SKYDuck」 全 6 枚 拡大写真

日の丸自動車興業(東京都文京区)が、3月17日から定期運行(東京初)を開始する水陸両用バス「スカイダック」。ボディはアメリカ・サウスカロライナのCAMI社製で、日本の法律に適合した陸用・水上用のエンジンが別々に搭載されている。

陸上(車両)用のエンジンは日野自動車製J07E(6403cc)、水上(船舶)用はいすゞマリン製造製UM4BG1TCX(4329cc)。J07Eは、直列5気筒ターボインタークーラーで路線バスなどへの採用実績もあるエンジン。定員41名(乗務員含む)、総トン数12tで、最大速力は陸上が100km/h、水上が7kt(13km/h)となる。

全長・全幅・全高は11.99m・2.49m・3.71m。これは、いすゞ『エルガ』や日野『ブルーリボン』などの大型路線バスと同等のサイズ。登坂能力は、平均6度、最大12度。今後、同車は、江東区大島の旧中川・川の駅に新設された入出水スロープを伝って水陸の境界を行き来する。

このスカイダック、乗務員は大型二種免許(陸上)、一級小型船舶免許(水上)を取得。現在8名のドライバーが船舶免許を持ち、水上で“船長”を務める。当面は2台(SKYDuck-1、SKYDuck-2)で「東京スカイツリーコース」と「亀戸コース」を担い、2台とも、陸上用の車番は練馬ナンバーが与えられ、水上用は東京ナンバーが付けられる。

17日からの東京スカイツリーコース(とうきょうスカイツリー駅前営業所→旧中川スプラッシュポイント→同営業所)は、1日4便、所要時間100分、料金大人2800円(子ども1400円)。18日からの亀戸コース(亀戸梅屋敷→旧中川スプラッシュポイント→亀戸梅屋敷)は、1日5便、所要時間70分、料金大人2500円(子ども1200円)。

両コースとも事前予約制(乗車1か月前より受付)。すべて車窓観光で、「旧中川・川の駅」にてトイレ休憩が設けられている。

《レスポンス編集部》

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