JR西日本、中期経営計画を策定…2017年度に営業収益1兆3060億円

鉄道 企業動向

JR西日本は、2017年度までの5年間「中期経営計画」を発表した。

重点戦略として「安全」「CS」「技術」の3つを掲げる。事業戦略では新幹線を「高める」、近畿エリアで「磨く」、西日本各エリアで「活かす」、事業創造を「伸ばす」。

安全では「安全考動計画2017」をスタートする。乗客が死亡する列車事故ゼロ、死亡に至る鉄道労災ゼロ、ホームでの鉄道人身傷害事故3割減、踏切傷害事故4割減、部内原因による輸送障害5割減を目指す。

CSでは、多様なニーズに対応したサービスを展開、社内調査による5段階顧客満足度で4.0以上を目指す。

技術では、2017年度までに車上主体列車制御システム(無線式)の実用化にメドをつけるとともに、バッテリー電車の性能試験完了を目指す。次世代総合運行管理システムの検証完了、フリーゲージトレイン試験車の製作、走行試験も実施する。

新しい中期経営計画では、沿線外・エリア外への積極展開などで生活関連サービス事業250億円の増収効果、駅直結型カーシェアリングや駅型調剤薬局の展開など、新規事業で10億円の増収効果を見込む。

2013年度~2017年度まで、連結ベースで設備投資9200億円、単体で8000億円を計画。単体のうち、4700億円が安全関連投資となる。

財務目標は、北陸新幹線金沢開業に伴う増収効果、路線使用料を除いて、営業収益1兆3060億円、連結EBITDA(営業利益+減価償却費)2925億円、連結ROA4.7%を目指す。

《レスポンス編集部》

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