【ホンダ 2モーターHVシステム 発表】開発責任者「トヨタのシステムとは基本的に異なる」

エコカー ハイブリッド
ホンダの2モーターHVシステム
ホンダの2モーターHVシステム 全 2 枚 拡大写真

ホンダが3月15日に技術発表した2モーター方式のハイブリッド(HV)システムについて、開発責任者の島田裕央・本田技術研究所主任研究委員はトヨタのHVとの特許の関係について「基本的に異なるシステムであり全く問題ない」と語った。

【画像全2枚】

ホンダは従来の1モーター方式に加え、2モーターや3モーター方式を開発しており、2モーターは日本ではまず『アコード』で採用する。両社のシステムは、走行用と発電用にそれぞれのモーターを搭載する点では同じ。

しかし、エンジンとモーターの使い方は微妙に異なっている。ホンダは「HVドライブ」など3モードを使い分けて走行するが、HVドライブの際、エンジンは発電用モーターでの発電のみに動力を使う。一方で「エンジンドライブ」では中高速のクルージング時などで、走行動力のみに使う。

これに対し、トヨタHVは遊星歯車という機構を使ってエンジンと2モーターが、常に最適の効率や動力を求めて働くようにしている。島田主任研究員は、「われわれの方式は走行状況に応じ、エンジンとモーターそれぞれを得意な領域で使うようシステムを構築しており、そこにも違いがある」と説明した。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 550馬力のマッスルカー『チャージャー スキャットパック』、4ドアの米国受注開始…6万ドル以下で最強のセダンに
  2. SUBARU公認の結婚指輪、ペアのリングから六連星が浮かび上がる…12月24日発売
  3. トヨタの米国ミニバンが「エスティマ難民」の受け皿に? 新型発表で高まる「日本導入」への期待
  4. トヨタ『クラウンシグニア』、2026年モデルを米国発表…ツートン塗装が選択可能に
  5. 日産『ティアナ』新型、HUAWEIの最新コックピット搭載で約310万円から…広州モーターショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る