ミサワホームは、2012年10月からグループの国内4拠点で太陽光発電設備の設置を進めてきたが、そのうちの1つ「関東物流センター」が3月21日からメガソーラーの運転を開始したと発表した。
関東物流センターは、新築施工現場へトラックで部材類を配送する物流拠点。同センターは、産業廃棄物の中間処理施設「関東資源循環センター」に併設しているため、部材類を配送したトラックが帰り便で施工現場の建設廃棄物を積み込み、関東資源循環センターへ効率的に回収できる。ミサワホームの新築施工現場のゼロ・エミッションに貢献している。
資源の有効活用に寄与する事業として、同社は昨年10月以降、関東物流センター、沼田工場、福岡工場、ミサワホーム静岡の新社屋に太陽光発電設備の設置を進めてきたが、今回、関東物流センターへの設置が完了し、同社グループ初の大規模太陽光発電設備の運転を開始した。
発電出力は約1000kW。想定年間発電量は約95万kWhで、一般家庭約280世帯分の年間電力消費量に相当する。
発電した電力は全量売電する計画。売電金額は買取価格1kWh=42円で試算した場合、年間約3800万円を見込んでいる。
ミサワホームでは、残りの3拠点でも順次稼動を目指すほか、グループの拠点以外にも太陽光発電設備の設置を広く提案していく。