横浜ゴム、中国タイヤ生産拠点が地域貢献活動で政府奨励金を受領

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杭州経済技術開発区から授与された賞状を掲げる杭州優科豪馬輪胎の持永義登総経理と従業員
杭州経済技術開発区から授与された賞状を掲げる杭州優科豪馬輪胎の持永義登総経理と従業員 全 2 枚 拡大写真

横浜ゴムの中国のタイヤ生産拠点である杭州優科豪馬輪胎は、経済および環境貢献活動が高く評価され、2012年12月から2013年3月にかけて杭州市と杭州経済技術開発区から総額1347万元(約2億1000万円)の奨励金を受領した。

この合計金額は、杭州経済技術開発区の企業約340社のうち、グループ企業を除く単独企業としては最高額となる。

奨励金は杭州市、杭州経済技術開発区が産業促進政策の一環として、市および経済技術開発区内に所在する企業を対象に毎年実施しているもの。工業経済発展の加速化に貢献した企業に資金援助し、事業を育成することを目的としている。

今回、杭州優科豪馬輪胎が評価されたのは、経済面では生産能力拡張が当初計画より早期に完了した実績と、横浜ゴム独自の需要に応じた柔軟な設備投資が可能な「小規模工法」の技術が対象となった。

一方、環境貢献面では混合・加硫工程の排気浄化設備の導入や汚水処理施設の建設、2012年度のエネルギー使用量を前年比15%以上削減した省エネルギー活動などが評価された。また、横浜ゴムグループが2007年から取り組んでいる植樹プロジェクト「千年の杜」で、2012年末までに2万4000本を植樹したことも高く評価された。

杭州優科豪馬輪胎は2002年1月に設立、2003年5月に操業を開始した。乗用車用、SUV用タイヤの市販用および新車用を生産販売している。敷地面積は12.3ヘクタール、従業員数は1250人(2013年3月現在)で、これまで4次にわたる拡張を経て、現在の年間生産能力は510万本となっている。

《纐纈敏也@DAYS》

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