スウェーデンのボルボカーズは3月20日、米国で3月27日に開幕するニューヨークモーターショー13において、『V60プラグインハイブリッド』を米国初公開すると発表した。
同車は、『V60』をベースに開発された市販PHV。2011年3月、ジュネーブモーターショー11に、コンセプトカーとして出品された。その後、ボルボカーズは2011年10月に量産化を決定し、2013年モデルとして、まずは1000台が生産された。
V60プラグインハイブリッドは、ディーゼルエンジンを基本としたシステムを採用。2.4リットル直列5気筒ターボディーゼルエンジンは、最大出力215ps、最大トルク44.9kgmを引き出す。リアアクスルには、最大出力70psを発生するモーターを搭載。二次電池は蓄電容量11.2kWhのリチウムイオンバッテリーで、トランスミッションは6速ATだ。
モーター単独で最大50km走行できるEVモードを備えることもあり、環境性能は優秀。欧州複合モード燃費は52.63km/リットル、CO2排出量は49g/kmと公表されている。最大航続可能距離は1000km。
ところでボルボカーズは、ジュネーブモーターショー13において、内外装にリファインを施したV60プラグインハイブリッドの改良モデルを初公開したばかり。同車がニューヨークモーターショー13で、米国デビューを果たす。
ボルボカーズは、「世界初のディーゼルプラグインハイブリッド」と説明している。