【ニューヨークモーターショー13】ジャガーXKシリーズに頂点、XKR‐S GT…550psのサーキット仕様

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ジャガー XKR‐S GT
ジャガー XKR‐S GT 全 10 枚 拡大写真

英国の高級車メーカー、ジャガーカーズは3月26日、ジャガー『XKR‐S GT』の概要を明らかにした。実車は3月27日(日本時間3月27日深夜)、米国で開幕するニューヨークモーターショー13でワールドプレミアされる。

XKR‐S GTは、ジャガーのフラッグシップクーペ&コンバーチブルの『XK』シリーズの頂点に立つ『XKR‐S』をベースに、さらなる高性能化を追求したモデル。ジャガー社内のETO(エンジニアド・トゥ・オーダー)と呼ばれる特別モデル開発チームが手がけた、サーキット走行を視野に入れた高性能車だ。

XKR‐Sに対して、エアロダイナミクス性能を向上。フロントのカーボンファイバー製リップスポイラーをはじめ、大型リアウィング、ディフューザー、カナード、ホイールアーチスパッツなどを追加した。ジャガーカーズによると、XKR‐S GTは高速走行時に、最大で145kgのダウンフォースを生むという。

足回りは、サスペンションを新開発。これは、新型スポーツカーの『Fタイプ』のノウハウを反映させたもので、新しいステアリングシステムの採用やステアリングレシオのクイック化、フロントトレッドの拡大、キャンバー角やブッシュの変更などが図られた。

ダンパーは、車高や減衰力の調整が可能。ブレーキは、ジャガーの量産車初のカーボンセラミックとした。アルミホイールは20インチの専用デザイン。フロント255/35、リア305/30サイズのピレリ製コルサタイヤを履く。

搭載エンジンは、XKR‐S 譲りの5.0リットルV型8気筒スーパーチャージャー。最大出力は550ps、最大トルクは69.3kgmを引き出す。トランスミッションは6速AT。XKR‐S GTは0‐96km/h加速3.9秒、最高速300km/h(リミッター作動)という優れたパフォーマンスを実現する。

ジャガーカーズはXKR‐S GTをニューヨークモーターショー13で初公開した後、30台限定で生産に移す計画だ。

《森脇稔》

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