トヨタ加藤副社長「TNGAは原低より商品強化」

自動車 ビジネス 国内マーケット
トヨタ自動車・加藤光久副社長
トヨタ自動車・加藤光久副社長 全 2 枚 拡大写真

トヨタ自動車の加藤光久副社長は3月27日に豊田市の本社で記者会見し、「もっといいクルマづくり」の取り組み状況などを説明した。

【画像全2枚】

このなかで、同社の新しい開発手法である「TNGA」(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)の展開については「原価低減が目的と捉えられがちだが、まずクルマの基本性能を飛躍的に向上させ、世界トップのものに引き上げることが狙い」と、語った。

TNGAは複数のモデルを同時開発するなどによる部品の共用化で、従来にない原価低減にも取り組む。しかし、加藤社長は商品力の向上や「トヨタの生命線である安全、安心、品質に万全を期すこと」が最優先とし、並行して「原価低減も回していく」との方針を強調した。

また、「ここ10年は急成長して(人的な)リソースが足りず、人の育成にかまけてきたとの反省もある」と述べ、TNGAの推進では人材育成の視点も重要との考えを表明した。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…光軸が保安基準を満たさない
  2. 日産、新型SUV『カイト』予告…ブラジルで生産し世界20か国以上に輸出へ
  3. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  4. トヨタ『ハイラックス』新型、全方位パワートレーンで誕生…日本はディーゼルを2026年発売へ
  5. 「息を呑むような美しさ」マツダ『VISION X-COUPE』に熱視線! 新時代のクーペ像にSNSでは期待の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る