日産 リーフ、英国で現地生産を開始

自動車 ビジネス 海外マーケット
3月28日、英国サンダーランド工場で生産が開始された日産リーフ
3月28日、英国サンダーランド工場で生産が開始された日産リーフ 全 4 枚 拡大写真

日産自動車は3月28日、英国サンダーランド工場において、EVの『リーフ』の欧州現地生産を開始した。

画像:英国工場で生産が開始された日産リーフ

日産は3月5日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー13において、欧州市場向け『リーフ』の大幅改良モデルを初公開。欧州仕様のリーフは、今回の大幅改良を機に、日本からの輸入を中止し、英国工場製に切り替える。

大幅改良モデルは、すでに日米で発表された仕様に準じる。モーターやインバーター、DC/DCコンバーターなどの高電圧ユニットを一体設計し、全体で容積を30%、質量を10%コンパクト化。さらにバッテリーモジュールとケース構造の合理化、各部パーツの見直しで、従来比で約80kgの軽量化を実現した。

さらに、回生ブレーキシステムの制御変更によって、エネルギー回収量を増加。省電力暖房システムなどの採用の効果も手伝って、満充電時の最大航続距離を引き上げた。急速充電システムもアップデートされ、充電時間が短縮されている。

リーフの大幅改良モデルは、2013年半ばに欧州市場で発売される予定。これに備えて3月28日、英国サンダーランド工場において、リーフの欧州現地生産が開始された。

現在、リーフは欧州17か国で販売されており、欧州での累計販売台数は、7000台以上に達する。リーフのラインオフ式典には、英国のキャメロン首相が出席。同首相は、「リーフとそのバッテリーのサンダーランド工場での生産開始を歓迎する」とコメントしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  2. 新型センチュリークーペ、6輪のレクサス『LS』、次期カローラにミゼットも…トヨタが「ジャパンモビリティショー2025」出展車両を公開
  3. メルセデスベンツ『GLA』次世代型をいち早くプレビュー! 斬新なテールライト装備?
  4. 日産『アリア』改良新型を世界初公開へ、Vモーショングリルのない新デザインに…ジャパンモビリティショー2025
  5. 【メルセデスベンツ GLCクーペ 新型試乗】最も売れたベンツ、その走りは「気持ちに訴えかける味わい」だった…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る