3月25日午前5時30分ごろ、千葉県松戸市内の市道を走行していた乗用車が前走車を追い抜き、自車線へ戻ろうとした際に路外へ逸脱。道路左側の街路樹に衝突する事故が起きた。車は中破し、同乗していた男性が死亡している。
千葉県警・松戸東署によると、現場は松戸市常盤平4丁目付近で片側1車線の直線区間。乗用車は対向車線に進出して前走車を追い抜き、自車線に戻ろうとした際に路外へ逸脱。道路左側の街路樹に衝突し、さらに右側の街路樹にも接触した。
衝突によって乗用車は中破。助手席に同乗していたメキシコ国籍を持つ21歳の男性は近くの病院へ収容されたが、全身強打でまもなく死亡。運転していた同市内に在住する20歳の男も軽傷を負ったが、事故直後のアルコール検知において酒気帯び相当量のアルコール分が検出されたことから、警察は3月26日にこの男を自動車運転過失致死や道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で逮捕している。
前走車の運転者は「車は猛スピードで走行していた」などと話しており、警察では飲酒運転と速度超過が事故の主因とみて、運転していた男を厳しく追及。飲酒した場所や量の特定を進めるとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。