函館市電「箱館ハイカラ號」、4月15日から運行開始

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函館市電39号「箱館ハイカラ號」。
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函館市企業局交通部は、函館市電30形39号(箱館ハイカラ號)の2013年度の運行計画を発表した。4月15日から運行する。

39号は1910年、現在の千葉県成田市で路面電車を運行していた成宗電気軌道の車両として製造された。その後、現在の函館市電を運営していた函館水電が1918年に譲り受けたが、1937年には竹製のほうきで軌道上の雪を排除する除雪車(ササラ電車)に改造され、旅客輸送の任から退いた。

1992年、函館市制70周年記念事業の一環として、39号を旅客車時代の姿に復元改造することになり、1993年8月から「復元チンチン電車『箱館ハイカラ號』」として運行を開始した。レトロ感あふれる車体と台車が特徴で、車体は当時の図面を基に新造したが、台車は改造前の米国ブリル社製のものを引き続き使用している。

「箱館ハイカラ號」は例年、冬季を除く期間に運行しており、2013年度は4月15日から10月31日まで運行する予定。火・水曜は点検のため運休するが、4月30日、5月1日、8月13・14日は運行し、8月2・3日は午後の便が運休となる。

運行時刻は、駒場車庫前8時59分-湯の川9時3分、湯の川9時6分-函館どつく前9時50分、函館どつく前9時54分-駒場車庫前10時35分、駒場車庫前11時5分-谷地頭11時44分、谷地頭11時53分-駒場車庫前12時35分、駒場車庫前13時23分-函館どつく前14時2分、函館どつく前14時6分-駒場車庫前14時47分、駒場車庫前15時17分-谷地頭15時56分、谷地頭15時59分-湯の川16時45分、湯の川16時48分-駒場車庫前16時52分。

《草町義和》

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