【MFJ全日本ロード 第1戦】ホンダ、秋吉耕佑が独走優勝

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JSB1000 表彰式
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MFJ全日本ロードレース選手権・第1戦が、3月31日、ツインリンクもてぎで開催された。
決勝日は冷たい雨が降り、気温6.9度と厳しい寒さを感じる天候となった。

JSB1000クラスは秋吉耕佑(F.C.C.TSRホンダ)と高橋巧(MuSASHi RTハルクプロ)がタイトル奪回を狙う。ライバル陣営は、昨年チャンピオンを獲得した中須賀克行(ヤマハ)を始め、加賀山就臣(スズキ)。柳川明(カワサキ)に加え、渡辺一樹がカワサキ入り、また、ヨシムラが全日本に復帰し、津田拓也を送り込む。山口辰也(TOHO Racing with MORIWAKI)、今野由寛(スズキ)らも顔をそろえた。安田毅史(ホンダ鈴鹿レーシングチーム)はスポット参戦し、上位進出を狙う。

事前テストから好調だった高橋は、フリー走行でトップタイムを記録し、ポールポジション(PP)が期待された。しかし、ノックアウト方式で行われた予選では、Q1で高橋がトップタイムを記録するも、トップ10チャレンジでアタック前に転倒してしまい、タイムアップできずに10番手となった。PPを獲得したのは秋吉で、「昨年はケガをしてしまい、開幕戦を走ることができなかったので、PPからスタートできることがうれしい」と気合十分で決勝を迎えることになった。

決勝前のウオームアップでは、第5コーナーで転倒が発生。コースチェックのためレースディレイとなり、周回数は16周に減算された。決勝レースのホールショットは秋吉。高橋も4列目から飛び出してトップ集団に食らいつく。3ラップ目には、山口が2番手柳川を捕らえ前に出る。高橋は中須賀、柳川を次々と捕らえ、3番手に浮上すると、5ラップ目にはS字で山口のインに飛び込み、2位浮上。秋吉は序盤からハイペースで飛ばし、2位手に浮上した高橋に10秒以上の差をつけ、独走態勢を築き上げる。高橋は懸命に秋吉を追いかけたが、高橋がペースアップすると秋吉もペースを上げ、その差を詰めることができなかった。秋吉はファステストラップを叩き出しながら後続を突き放すと、豪快なウイリーでチェッカーを受け、開幕戦を勝利で飾った。懸命な追い上げが光った高橋は2位でフィニッシュ。山口は3番手を走行していたが、マイナートラブルによってペースを上げることができず、中須賀と柳川にパスされ、5位でチェッカーを受けた。安田は7位入賞となった。

JSB1000 第1戦決勝
1位:秋吉耕佑 ホンダ
2位:高橋巧 ホンダ
3位:中須賀克行 ヤマハ
4位:柳川明 カワサキ
5位:山口辰也 ホンダ
6位:加賀山就臣 スズキ

《纐纈敏也@DAYS》

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