トヨタ自動車の中国法人は4月1日、3月の中国における新車販売の結果を明らかにした。同社の発表によると、3月の総販売台数は約7万5900台。前年同月比は11.7%減と、2月の45.7%減からは減少幅が持ち直したものの、2か月連続で前年実績を下回った。
中国では2012年9月中旬、日本政府による尖閣諸島の国有化に反発する大規模なデモが発生。その後、現地では日本車に対する買い控えの動きが広がった。
トヨタの中国新車販売も、その影響で減少。2012年後半の前年同月比は、9月48.9%減、10月44.1%減、11月22.1%減、12月15.9%減と、前年割れ。その後、2013年1月は前年同月比23.5%増と、大型休暇の春節要因で7か月ぶりに前年実績を上回ったが、2月は前年同月比45.7%減と、2か月ぶりに前年実績を割り込んでいた。
トヨタの2013年1-3月中国新車販売は、前年同期比12.7%減の約18万4700台。同社は2013年、中国で前年比7.1%増の90万台の新車販売を目指している。