第一中央汽船、A種優先株式を発行して財務体質改善…商船三井など支援

船舶 企業動向

第一中央汽船は、財務体質を改善するため、総額164億円のA種優先株式を発行すると発表した。

6月27日開催の定時株主総会で承認を得てから、6月28日発行する。

同社が発行するA種優先株式は1株1000円で1640万株を発行する。このうち、1500万株を150億円で商船三井が引き受ける。残りは第一中央汽船と取引のある外航船舶貸渡業者などが引き受ける。

第一中央汽船は、海運市況の長期低迷や円高、燃料価格の高騰などの影響から業績が悪化、資金調達先未定の新造船に対する資金負担増によりキャッシュフローが悪化し、資金繰りと財務基盤の面で、自社のみの力で安定的に事業を継続することが困難な状況となっている。

今年2月に、商船三井を引受先とするA種優先株式150億円の払い込みを受けたほか、船主・造船所などの取引先から約130億円の金融支援を受けることでも合意している。主要金融機関から新造船を建造する融資も受けている。

これらに加えて今回、A種優先株式を発行して164億円の資金を調達、船舶投資資金や運転資金に充当する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  3. 【トヨタ ランドクルーザーFJ】「ランクルらしさ」と“サイコロ”を融合した小さいランクル、デザインの肝
  4. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  5. ルノー『クリオ』新型、フランスで受注開始…約350万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る