【ニューヨークモーターショー13】トヨタ ハイランダー 新型発表…居住性を改善した中型SUVの基幹モデル

自動車 ニューモデル モーターショー
新型トヨタ ハイランダー (ニューヨークモーターショー13)
新型トヨタ ハイランダー (ニューヨークモーターショー13) 全 18 枚 拡大写真

3月27日、米国で開幕したニューヨークモーターショー13。トヨタ自動車のブースの主役は、SUVの新型『ハイランダー』だ。

初代ハイランダーは、2000年に発売。日本では『クルーガー』を名乗っていた。2代目ハイランダーは、2007年2月のシカゴモーターショーで発表。日本ではクルーガーの後継車として、『ヴァンガード』がデビューしたため、2代目ハイランダーは北米専用SUVとなった。現在は、中国市場などでも販売されている。

ニューヨークモーターショー13で初公開された新型ハイランダーは、3代目モデル。初代、2代目と同じく、『カムリ』のプラットホームをベースにした中型SUVだ。

外観のデザインテーマは、「洗練とダイナミック」。大型のフロントグリルと滑らかなボディラインが目を引く。ボディサイズは全長4855×全幅1850×全高1730mm、ホイールベース2790mm。インテリアは、プレミアム感と機能性を重視した設計。3列シートの室内は、先代よりもスペースが拡大しており、最大で8名乗車を可能にする。米国トヨタ販売によると、とくに3列目シートの横方向のゆとりは、先代比で100mm以上広がっているという。

パワートレインは3種類。2.7リットル直列4気筒ガソリンは、駆動方式はFFのみ。3.5リットルV型6気筒ガソリンは、FFと4WDが選べる。トランスミッションは、どちらも新開発の6速ATだ。従来モデル同様、ハイブリッドも設定。3.5リットルV型6気筒ガソリンエンジンに、モーターを組み合わせたシステムとなる。トランスミッションはCVT、駆動方式は4WD。これはレクサス『RX』のハイブリッド、「RX450h」と基本的に同じシステムとなる。

新型ハイランダーは、米国インディアナ州の工場で生産。米国市場には、2014年初頭に投入される予定だ。ニューヨークモーターショー13のプレスカンファレンスに登場した米国トヨタ販売のビル・ファイ副社長は、「トヨタは中型クラスのSUVを4車種も用意する唯一の自動車メーカー。ハイランダーは、アクティブなライフスタイルのファミリー層に支持されているモデル」とコメント。さらに、「新型の開発にあたっては顧客の要望を聞き、妥協のない完璧な中型SUVを作ることを目標に掲げた」と述べている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  2. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  3. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  4. V8エンジン搭載のレクサスセダン『IS500』がクライマックス! 950万円の特別仕様を発売
  5. 晴れた日の洗車が愛車を傷つける! “夏洗車”の落とし穴と対策~Weeklyメンテナンス~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
ランキングをもっと見る