交通安全環境研究所では、ディーゼル自動車の排出ガス対策の課題、及び今後の方向性をテーマに、「さらなる大気環境改善をめざして」と題した講演会を5月31日に開催する。
日本における大気環境は、自動車排出ガス規制強化の効果もあって、大気中に含まれるNO2やSPMの濃度が減少し、大きく改善された面がある一方で、オキシダントは依然高い水準であり、十分に改善されたとは言い難い面も残されている状況だ。
こうした点から、さらなる大気環境改善を目指す中で、排出ガス対策の今後の取組みが重要であり、本講演会では、その主因を成すディーゼル自動車に的を絞り、ディーゼル車における、環境問題に関する最新の動向と当研究所の活動を紹介する。
講演内容は、次の6項目。
講演1:わが国の大気環境の現状と自動車排出ガス対策
講演2:ディーゼル自動車の排出ガス対策に関する検討・取組状況
講演3:ディーゼル自動車の排出ガス対策技術の最新動向
講演4:欧米、アジア等におけるディーゼル自動車の排出ガス対策技術とその現状
講演5:交通安全環境研究所の取り組み(1)
講演6:交通安全環境研究所の取り組み(2)