国交省磐城国道事務所は、東日本大震災で被災した、国道6号の大熊町町夫沢地内(延長約200m)の災害復旧工事が4月10日に完了の見通しとなり、国道6号本線の通行が可能となることを発表した。
当区域は、東日本大震災により、長原橋(橋梁L6.5m)の損傷、盛土法面崩落、車道路面の陥没等により、通行不能となったが、2011年12月25日に応急復旧工事を完了させ、その後、ランプ(側道)を利用して、車両の通行を確保しながら、復旧工事を進めてきた。
当該区間は、大熊町の帰還困難区域だが、今回の工事完了により、本線通行が可能となり、一時帰宅、復旧・復興関係車両の安全な走行が可能となる。
ただし、引き続き警戒区域、帰還困難区域内の国道6号は許可された人以外は立ち入れない。
なお、復旧にあたっては、プレキャストボックス(工場で製作した函渠)を採用し、現場作業時間を短縮するなどの工夫がされた。