【全日本MX 第1戦】ホンダ、成田亮が完全優勝

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IA1 成田亮選手
IA1 成田亮選手 全 10 枚 拡大写真

4月7日、全日本MX開幕戦がHSR九州で開催され、IA1(450/250)で成田亮(ホンダ)が完全優勝を達成した。

チームHRCは、今シーズン、最高峰クラスのIA1に昨年度チャンピオンの成田亮と昨年度ランキング6位の小方誠という布陣で臨む。

ヒート1、成田と小方はともに好スタートを決め、1周目を成田が平田優(ヤマハ)に次ぐ2番手、小方が3番手でクリア。次周には、成田が平田をパスして早くもトップに浮上した。しかし、レース序盤から中盤にかけ、成田は平田をうまく引き離すことができず、両者の差は数秒程度で緊迫した状態が続いた。

また小方は、上位2台からは徐々に離されながらも3番手をキープ。ところが、30分+1周のレースが残り10分となったころ、熱田孝高(スズキ)に抜かれ4番手に後退。それでも、ここからリズムを取り戻してペースアップし、熱田の背中を追い続けた。

レース終盤、疲れの見え始めた平田に対して成田はハイペースを守り、アドバンテージをじわじわと拡大。難しい路面状況を確実に走破して、勝利を手にした。小方は、ラストラップに熱田との勝負に挑んだが、一歩及ばず。熱田に約2秒差の4位でゴールし、表彰台登壇を逃した。

午後に行われたヒート2は、多くのセクションでベストラインのみが乾いた状態でスタート。オープニングラップの1コーナーで先頭に立ったのは成田。田中教世(ヤマハ)、小島庸平(スズキ)がこれに続き、小方は4番手からの表彰台フィニッシュを目指した。

しかしレース序盤、小方はトップ3のスピードについていけず、一方で後続よりも速いペースを維持して、単独での4番手走行になっていった。成田は、序盤こそ田中を思うように引き離せずにいたが、中盤になってペースアップし、リードを広げていった。

レース終盤になっても、成田は大きくペースを落とすことはなく、田中との差を約30秒にまで拡大。ラストラップには、勝利を確信して観客に手を振る余裕もみせ、再びトップでチェッカーを受けた。小方はヒート1に続いて4位でのゴールとなり、総合成績では3位になった。

■IA1 ヒート1
1位:成田亮(ホンダ)
2位:平田優(ヤマハ)
3位:熱田孝高(スズキ)
4位:小方誠(ホンダ)
5位:小島庸平(スズキ)
6位:星野優位(ホンダ)

■IA1 ヒート2
1位:成田亮(ホンダ)
2位:田中教世(ヤマハ)
3位:小島庸平(スズキ)
4位:小方誠(ホンダ)
5位:北居良樹(KTM)
6位:三原拓也(カワサキ)

■IA1 ポイントスタンディング
1位:成田亮(ホンダ)50P
2位:小島庸平(スズキ)36P
3位:小方誠(ホンダ)36P
4位:平田優(ヤマハ)35P
5位:田中教世(ヤマハ)33P
6位:北居良樹(KTM)30P

《纐纈敏也@DAYS》

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