ボーイング子会社が太陽電池の発電効率で世界記録を樹立

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スペクトロラブの高効率多重接合太陽電池
スペクトロラブの高効率多重接合太陽電池 全 3 枚 拡大写真

ボーイングは4月9日、同社の子会社であるスペクトロラブの太陽電池が、他のいかなる地上ベースの太陽電池よりも、太陽からのエネルギーを太陽光集光無しにより多くカバーして電気に変換させ、世界記録を達成したことを報告した。

スペクトロラブの地上ベースの太陽電池における業績は、コロラド州ゴールデンに所在する、米国エネルギー省の国家再生可能エネルギー研究所にて実証された。

この電池は、半導体の材料の信頼度を高めるボーイングの技術の利用と2つ以上の材料から作られた、新しいクラスの高効率多重接合の太陽電池を使用することで、太陽エネルギーの37.8パーセントを転換した。この記録は、よくある方法であるレンズや鏡を使って太陽光線を電池に集中させる、太陽光集光を行わずに記録された。

「我々はこの太陽電池の技術が、宇宙及び地上ベースの発電とセンサー・アプリケーションに大いなる利益をもたらすことを予想している。」とスペクトロラブの社長、トロイ・ダウソン氏は語った。

スペクトロラブはボーイングの防衛・宇宙及び警備ユニットの一部で、世界をリードする集中光電池及び宇宙船動力システム用の高効率多重接合太陽電池・パネルの商業サプライヤーである。

《河村兵衛》

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