日通商事、鉄道コンテナ輸送用防振材「ピタスキッド」を商品化

鉄道 テクノロジー
ピタスキッド
ピタスキッド 全 2 枚 拡大写真

日通商事は、現在国が推進しているモーダルシフトの有効手段である鉄道コンテナ輸送における、長時間の微振動によるダンボールの紙粉、商品の傷・損傷などの問題を軽減する緩衝材「ピタスキッド」を開発した。

「ピタスキッド」は、衝撃エネルギーや振動エネルギーを抑制する効果のある、主にスポーツ業界向け衝撃吸収材として扱っていた、「ピタフォーム」(低反発軟質発泡体)の技術を物流業界の衝撃吸収材へと転用を図ったもの。

日通商事物流商品部は、「ピタフォーム」の製造元と検討を重ね、12mm厚ラワン合板にピタフォームを等間隔に貼り合せた「鉄道コンテナ輸送用防振材(商品名:ピタスキッド)」の商品化を2009年に実現した。

使用方法はシンプルで、例えばJRの12フィートコンテナの場合、コンテナ1基に対し6分割した「ピタスキッド」を敷詰め、荷造養生された商品を積載する。2010年6月には大手自動車メーカーによる20回の輸送トライアルを経て、「衝撃吸収・振動吸収効果がある」との結果を得て大口採用となった。

《平泉翔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  3. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  4. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
  5. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る