韓国のヒュンダイモーター(現代自動車。以下、ヒュンダイ)は4月1日、3月の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は38万8539台。前年同月比は0.9%増と、2月の1.5%増から鈍化したものの、7か月連続で前年実績を上回った。
海外では3月、33万2483台を販売。前年同月比は1%増と、2月の3.8%増に対して伸び率は鈍ったが、プラスを維持する。その内訳は、海外生産分が17.8%増の24万5850台と、引き続き好調。輸出分は8万6633台にとどまり、前年同月比は28%減と、2か月連続で前年実績を下回る。
海外では、米国での新車販売が後退。3月は6万8306台にとどまり、前年同月比は2%減と、5か月ぶりに前年実績を下回った。
小型車の『エラントラ』が、5ドアハッチバックの『エラントラGT』と2ドアクーペ投入の効果もあり、2万6153台を販売。前年同月比は32.9%増と、9か月連続で増加した。新型を発売したSUVの『サンタフェ』シリーズも、前年同月比21.6%増の7116台と、7か月連続のプラス。一方、主力中型セダンの『ソナタ』は、22.6%減の1万8031台と、3か月連続の前年割れ。
また、地元韓国の新車販売は回復。3月の韓国新車販売は5万6056台で、前年同月比は0.1%増と微増ながら、2か月ぶりに前年実績を上回った。SUVは93.6%増の1万0715台と、11か月連続のプラスを維持。これは、新型サンタフェ投入の効果だ。
一方、バスやトラックを含む商用車は、前年同月比9.7%減の1万3911台と、2か月連続のマイナス。乗用車も10.4%減の3万1430台と、4か月連続で前年実績を下回っている。