日清紡HD、2015年度にブレーキ事業を黒字転換…中期3カ年計画

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日清紡ホールディングスは、2013~2015年度経営3カ年計画「NEXT2015」を策定した。

「NEXT2015」では前中期経営計画に掲げた「挑戦(Challenge)」に続く次(NEXT)の段階として、環境・エネルギー事業でグローバルレベルの成長戦略を描き、長期業績目標の実現に向けて企業価値を高める3年と位置づけた。

「次世代を勝ち抜くための、成長へのインテグレーション(グローバル・環境・エネルギー)」をテーマに、継続的な収益確保と成長するための強靭な経営体質への変革、新規事業の育成・拡大や、M&Aを活用した積極的な経営を進め、存在感のある「環境カンパニー」の実現を目指す。

主力事業の一つであるブレーキ事業は、開発力の強化と積極投資によって世界ナンバー1の摩擦材メーカーとして更に発展を目指す。

具体的には、ルクセンブルグのブレーキ子会社TMDのコスト構造改革を実行、継続的な収益体質への復活を図り、経営基盤の確立を図る。また、中国新会社の本格稼働やタイ新拠点の活用により、アジア地域での生産能力を増強する。

環境エネルギー事業を加速するため、燃料電池セパレータでは定置用・自動車用途への展開を推進する。電気二重層キャパシタでは、産業機械・建設機械用途から自動車用途へシフトして事業拡大を図る。

数値目標では、2012年度の業績見通しは売上高4500億円、営業利益が100億円だが、2015年度に売上高5500億円、営業利益240億円を目指す。

このうち、ブレーキ事業は2012年度の売上高1185億円、営業損益が45億円の赤字となる見通しだが、ブレーキ事業の収益基盤を確保して、2015年度には売上高1580億円、営業利益16億円の黒字を目指す。

《レスポンス編集部》

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