ブリヂストン、ロシアに乗用車用タイヤ工場を新設…CIS地域での需要拡大に対応

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ブリヂストン ECOPIA EP150(参考画像)
ブリヂストン ECOPIA EP150(参考画像) 全 2 枚 拡大写真

ブリヂストンは、ロシアのウリヤノフスク州にあるザヴォルジェ工業団地に乗用車用ラジアルタイヤの新工場を建設すると発表した。

現地4月12日に、共同で出資する三菱商事とともにウリヤノフスク州政府およびウリヤノフスク州開発公社との投資契約を締結した。新工場は、同社にとって初のロシア・CIS(独立国家共同体)地域におけるタイヤ生産拠点となる。

新工場は、新たに設立する製造会社ブリヂストン タイヤ マニュファクチャリング C.I.S. LLC(BMCIS)により運営される。新会社への出資比率はブリヂストン90%、三菱商事10%。三菱商事の出資を含む総投資額は約375億円(125億ルーブル)で、2016年上期に生産を開始。生産品目はロシア・CIS市場向けのウィンタータイヤを中心とする戦略商品で、生産能力は2018年下期に日産約1万2000本となる予定。

ロシア・CIS地域は、人口が約3億人にのぼる大きな市場。また新車販売も堅調に伸長しており、今後さらなるタイヤ需要の伸びが見込まれます。その中で、今回の新工場は、現地での需要拡大に対応することを目的に建設されるもの。同社グループはこれまでにも小売チャネル網「Pole Position」の拡充など事業展開を進めてきたが、今回の新工場建設により、市場に近いところで商品を生産しタイムリーにお客様にお届けする体制を実現していく。

なお、新会社の設立に伴い、同社の完全子会社であるロシアのタイヤ販売会社ブリヂストン C.I.S. LLC(BSCIS)にも、三菱商事が出資することで合意した。三菱商事出資後の出資比率はブリヂストン80%、三菱商事20%で、資本金は約18億円(6億ルーブル)となる。

《纐纈敏也@DAYS》

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