【WRC 第4戦】オジエが僅差でラリーポルトガルのオープニングレースを制す

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フォルクスワーゲン・ポロR WRC(セバスチャン・オジエ)
フォルクスワーゲン・ポロR WRC(セバスチャン・オジエ) 全 2 枚 拡大写真
WRCは4月12日、フォルクスワーゲンのセバスチャン・オジエが、2位のダニ・ソルドに4.4秒の差で、ラリーポルトガルの初日をトップで終えたことを公表した。

金曜日のコンペティションはアルガーブの4つの砂利道ステージと、ポルトガルの首都リスボンの壮観なストリートベースの「スーパー・スペシャル」から成る、サービスストップの無い連続したコースで行われた。

オジエは『ポロR WRC』で第1ステージのリードを奪い、冷たくわずかに湿った早朝のコンディションに適したミシュランのソフトコンパウンドタイヤのフルセットを使用した唯一のWRCのドライバーだった。

しかし次のステージで気温が上がってくると共に状況は変化し、表面は乾いてマッズ・オストベルグのハードコンパウンドラバーを履いたフォード『フィエスタRS』が前方に突進した。

しかしオストベルグのリードは彼が第3ステージでペースノートを読み違え、ロールしてリタイアとなったことで、短命に終わった。

オストベルグの不運はオジエをリーダーに戻し、同じくハードコンパウンドのタイヤを使用するシトロエン『DS3』のドライバー、ダニ・ソルドを2番手のポジションに昇格させた。

前回のラウンドのメキシコで満足の行くシャシーのセットアップを発見するのに苦労をした後、ソルドの車へのサスペンションの改造は功を奏した。スペイン人は反復する砂利道のステージの両方で最も速く、オジエのに迫った。

ヤリ-マティ・ラトバラはチームメートのオジエに11.4秒遅れの3位に入った。

ミッコ・ヒルボネンのシトロエンDS3は、リーダーから16.2秒遅れの4位だった。

ティエリー・ヌービルのフィエスタRSは同様に理想的なセットアップに及ばず、ヒルボネンから14.5秒遅れの5位だった。

6位のエフゲニー・ノビコフからトップ5までは46秒のギャップがあり、さらに1分遅れにはナッサー・アル-アティヤがもう一台のフィエスタで7位となった。

マルティン・プロコップは8位で、ミカル・コシューツコはリスボンのスーパー・スペシャルで車のボンネットがオープンして視界が限られた状態での運転を余儀なくされたにも関わらず、9位で完走。

ラリーポルトガルの土曜日のレグは、午前9時に開始され、オープニングのサンタナ・ダ・セラのテストは10時09分に始まる予定である。

《河村兵衛》

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