【F1 中国GP】予選トップのハミルトン「非の打ち所のないラップ」

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
F1中国GP
F1中国GP 全 3 枚 拡大写真

中国にやってきたF1サーカス。予選が終了したが、トップ3はメルセデスAMG、ロータス、フェラーリという混沌状態。トップ3ドライバーに決勝への展望を聞く。

【画像全3枚】

予選1位 ルイス・ハミルトン(メルセデスベンツAMG)
「とてもいい気分だ。今のチームで最初のポールを取ったことが嬉しい。文句なしのラップを出せたと思う。新しいチームは開幕以来本当に良い仕事をしてくれているので、この勢いを決勝につなげたい。午前中のフリー走行ではフェラーリは非常に速かったから、結果的に2位以下との差に驚いている」

「Q1とQ2では良いペースが出せたが、問題の最後のラップは本当に苦労した。Q3は10分間だけど、僕たちは最後の3分間に賭けることに決めた。パーフェクトなラップがどうしても必要で、パーフェクトにやれたからこのポジションがある。自分自身でも非の打ち所のないラップが出来たと思っている」

「このウィークエンドを通じてタイヤのトリッキーさには手を焼かされた。オプションタイヤは寿命を期待しても無意味なので、レースの最初のスティントは非常に短いものになりそうだ。この点は誰もが同じ条件なんだけど、ライコネンは例外的で、おそらく誰よりもタイヤを長持ちさせるだろう」

「それでもレースは僕たちに有利だと思っている。レースペースはメルセデスAMGの得意とするところだから、苦しいレースにはなるだろうがポジションを守るつもりだよ」

予選2位 キミ・ライコネン(ロータス)
「ギャップはまだまだ大きいと思うし、今のロータスにはスピードが足りない。今日の結果は2番だった。これなら悪くはないだろう。今までで一番悪くないかなと思うが、PPの方が良いのは当然だよ。ただ今も言ったように僕たちにはスピードに欠けている。中速セクターのダウンフォースが少し足りないが、明日はどこまでやれるかだね」

「スタート位置は文句のないところを占めたが、明日のレースで文句のないスピードが出るのか? それはわからないね。今年のレースは、毎回状況が変わっている。運が良いときもあれば悪いときもあるといった具合だ。明日はベストを尽くすしかないし、運良くスピードが出てくれれば優勝もあるかもしれない」

予選3位 フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)
「我々はレースペースの方が上回る傾向があるので、このレースだけが例外になるとは思っていない。明日のレースでは、ポディウムか、もしかして優勝に手が届くくらいのポジションは可能だと予想している。明日は、タイヤが勝敗の分かれ目になるはずで、特に手強いのは、タイヤの扱いに長けたキミ・ライコネンだ」

「誰よりも早くピットストップに入ればアドバンテージになるのは間違いないが、トラフィックという点では不利になりかねない。おそらくはロングスティントが可能なマシンの集団の中に出ることになるだろう。11位スタートのマシンは、ミディアムタイヤを履くからロングランが可能になる。そんなロングラン組にはベッテルやバトンがいるから、ストラテジーは柔軟に、そして賢明に考えないといけない。予想外のチャンスがあればフルに活用したいところだ」

「このウィークエンドにはとても満足している。フェラーリに有利な展開だし、金曜日からずっとコンペティティブに感じている。今日の午前に加えた変更も目に見えた効果があった。レース用セットアップには自信がある。重要なのは予選よりもレースだからね。明日のレースは順調に行けばポディウム、それもフェラーリ2台で行けるかも知れないよ」

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  2. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  3. 日産が業績見通し修正、上期営業損失300億円…下期はサプライチェーンリスク想定
  4. 日産 フェアレディZ をレーシングカーにカスタム、「NISMO GT-Z」発表へ…SEMA 2025
  5. ミズノ、カーボン技術活用の新フットギア「MOBILARIA β」発表…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る