WRCは4月13日、ラリーポルトガルでクラッシュアウトしたダニ・ソルドが、残念な結果にもかかわらず、これまでの3戦とは違うポジティブな姿勢を保ち、前向きな兆しを語る様子を伝えた。
ソルドはWRCチャンピオンシップの最初の3戦で、シトロエン『DS3』のドライブに苦しみ、5週間前のラリーメキシコでは勝者のセバスチャン・オジエに6分遅れのフィニッシュとなった。
しかし彼のチームが新しいセットアップをポルトガルで披露した時、活力を取り戻した。
彼は木曜日の予選ステージで最も速く、金曜日には2つのステージで勝利し、土曜日のコンペティションにリーダーのオジエからわずかに4.4秒遅れで挑んだ。
しかしソルドは、土曜日の最初のテストで頂上を通過した後にスライドして、右リアのホイールを木に引っ掛け、その後すぐにリタイアとなることで終わった。
ソルドはこのラリーで多くのポジティブな要素を獲得したと主張した。
「良かった点の1つは、ハードにプッシュしてもミスを犯さなかったことだ。コースアウトしたが、それは自分がペースノートを誤解したためだ。その前の車の中でのフィーリングは信じ難いほどだった。我々は多くのグリップを持ち、車をいつもラインにキープすることができ、ブレーキングとトラクションも完璧だった。我々はシェイクダウンから良いスピードを最後まで見せることができた」とソルドは語った。
「チームのためには残念な結果だった。なぜなら皆が意欲的で、興奮していたからだ。だが、自分としては、メキシコのように4位や5位ではなく、このようなフィニッシュの方をむしろ好ましく思う。悪く思う反面、車について良い感じが掴めた。それは重要なことだ」と彼は付け加えた。