JR貨物、ダイヤ改正の効果を公表、着貨物は梅田駅から百済駅へシフト

鉄道 企業動向
「福山レールエクスプレス号」のイメージ。20両のコンテナ車に31フィートコンテナ40個を搭載する。
「福山レールエクスプレス号」のイメージ。20両のコンテナ車に31フィートコンテナ40個を搭載する。 全 1 枚 拡大写真

JR貨物は、吹田貨物ターミナル駅の開業や、百済ターミナル駅のリニューアルなどに伴うダイヤ改正後の利用状況を発表した。

3月16日に実施したダイヤ改正では、大阪地区での吹田貨物ターミナル駅の新設、百済貨物ターミナル駅のリニューアル、東京地区で隅田川駅のリニューアルに合わせ、これら新しいインフラ機能を有効に活用するため、輸送体系を抜本的に見直した。

ダイヤ改正から3週間が経過したため、これまでの利用状況をまとめた。

吹田、百済関連では、これまで梅田駅を利用していた顧客が、着貨物を中心に、百済貨物ターミナル駅にシフトしている。百済発着列車の利用がダイヤ改正直後から増加したのに対し、吹田貨物ターミナル駅発着列車の利用は、今後徐々に増えていく見通し。

隅田川駅は、東京貨物ターミナル駅との間で運転を開始したシャトル列車4往復の利用が好調で、同駅で中継する西日本から東北・北海道方面の貨物(下り)、北海道・東北からの農産品、紙(上り)の輸送が増加している。

新設列車では、福山レールエクスプレス号を3月25日から、東京貨物ターミナル駅~吹田貨物ターミナル駅間で運行を開始した。これまでのところ、運行状況、利用状況とも順調に推移している。

東京~札幌間、隅田川駅~札幌貨物ターミナル駅間で運行を開始した新設列車は、下りは雑貨、上りは農産品主体で3月の最終週は90%近い利用状況となった。

また、今回のダイヤ改正で30分以上の時間短縮を行った速達化列車17本のうち、11本が80%以上の利用状況に改善した。

《レスポンス編集部》

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