【JNCC 第2戦】鈴木健二が雪辱、総合優勝

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優勝を決めた鈴木健二
優勝を決めた鈴木健二 全 8 枚 拡大写真
日本で最も参加者を集めるダートバイクのレース、JNCCの第2戦が広島県テージャスランチにて開催された。

同会場は、毎年恒例のフィールドであるが、いつもよりも少し難しい設定になることが事前に噂された。開幕戦では、渡辺学(ヤマハ)が昨年のチャンピオン鈴木健二(ヤマハ)を下す展開に。今戦では、鈴木のリベンジと、この2人に割って入る若手に期待がかかるところだ。

スタートは鈴木が先行、渡辺もその背後につけ、矢野和都(KTM)、小林雅裕(ホンダ)が続く展開。矢野は二人に食らいつく姿勢をみせ、小林は離れない程度の位置で虎視眈々と上位をうかがうといったところ。

前半、矢野が2人に遅れをとりはじめると、小林は矢野にプッシュ。3番手争いを形成する。トップ2は、渡辺が鈴木をパスして1番手へ浮上、2連勝に万端といったところだが鈴木も引き下がらず、バトルは続く。

中盤になると渡辺のマシンにトラブルが発生してリタイアに。鈴木はこの時点で2番手以下に大きなアドバンテージを築いており、そのままチェッカーとなった。2番手争いは、小林がペースの落ちてきた矢野を撃墜して貫禄の勝利。矢野は小林雅人(ベータ)、星野恭平(ヤマハ)らとの争いとなるが、最終周で矢野・小林がミス。星野が3番手へ浮上するだけでなく、4位はなんと61歳の「鉄人」石井正美が奪取。

なお、最上位クラスのAAではなく、ルーキーの登竜門となっているAクラスもレベルが高く、上位陣はAAに食い込む活躍を見せるが、今回そのAクラスで初優勝をしたのは川村真理子(KTM)、日本初の同クラス女性ライダー優勝となった。

《稲垣 正倫》

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