WRCは4月14日、ラリーポルトガルのWRC-2カテゴリーで、シュコダ『ファビアS2000』を駆るエサペッカ・ラッピが、最終日に11分36秒5の大きな差をつけて余裕の勝利を収めたことを伝えた。
最初の2レグの全てのステージで勝利した後、若いフィンランド人は今日のペースを緩めた。しかし4分以上のリードを持ってリスタートした彼のアドバンテージは、2番手のセップ・ウィーガンドが問題に直面することで、さらに高まることとなった。
ドイツ人ドライバーは、第13ステージで彼の運転するファビアのギアボックスが詰まり、ギアを選択できなくなったことでほぼ10分のタイムを失った。そしてそれはフォード『フィエスタRRC』を駆るロバート・バラブルを2番手に昇格させ、3番手となったウィーガンドはラッピから15分以上遅れることとなった。
この結果は1月に行われたラリーモンテカルロで、わずか第2ステージでリタイアとなってしまったラッピのシーズンの残念なスタートを埋め合わせるものだった。
「ほとんど完璧な週末といえる。自分は今日、車に幾つかの問題を抱えていたが、チームが修理をしてくれた。我々は良い仕事をしたと思う。モンテカルロでは大きく失望したが、我々はそれを埋めて先へと進める」とラッピは語った。