3月の日本製EV米国販売、日産 リーフ は月販新記録の2236台

エコカー EV
日産 リーフ の2013年モデル
日産 リーフ の2013年モデル 全 4 枚 拡大写真

日産『リーフ』、三菱『i-MiEV』(米国名:『i』)、ホンダ『フィットEV』、トヨタ『RAV4 EV』。この4台の日本製EVについて、3月の米国販売実績がまとまった。

これは北米日産、三菱モータースノースアメリカ、アメリカンホンダ、米国トヨタ販売の各社が明らかにしたもの。北米日産の発表によると、3月のリーフの米国販売台数は、月販新記録の2236台。前年実績に対して3.8倍と、2か月連続で前年実績を上回る。

リーフの3月販売が増加したのは、デビュー以来、初の大幅改良を施した2013年モデル発売の効果。また2013年モデルから、米国向けのリーフは、日本からの輸入を米国現地生産に切り替えた。これにより、価格の引き下げを実現したのも、販売に追い風となった。

三菱i-MiEVの3月米国販売実績は31台。2月の337台から一転、前年同月比は44.6%減とマイナスに転じた。i-MiEVは現地では2012年1月にリリース。同車の米国販売は2012年6月以降、月30台レベルで推移してきた。しかし、11月42台、12月77台と増加しており、2013年1月は257台、2月337台と、一挙に販売を増やしていた。3月販売が急減速した理由を三菱自動車の米国法人は公表していないが、リチウムイオンバッテリーの不具合による出荷停止の影響と見られる。

ホンダのフィットEVは3月、23台を販売。1月の8台、2月の15台から確実に増えている。同車は当初、販売エリアをカリフォルニア州とオレゴン州の2州に限定。しかし、ホンダは2013年2月、東海岸5州に販売エリアを拡大すると発表している。

トヨタのRAV4 EVは3月、133台を販売。1月の25台、2月の52台から大きく増えた。同車は2012年9月、米国市場に投入されたが、累計で402台を販売している。

《森脇稔》

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