ホンダ寄居工場「小型車効率生産体制を世界に水平展開」

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ホンダ西本準埼玉製作所長
ホンダ西本準埼玉製作所長 全 6 枚 拡大写真

ホンダは4月16日、7月に稼働を始める埼玉製作所寄居工場を報道陣に公開した。西本準埼玉製作所長は同日の会見で「寄居でつちかわれた生産技術、ノウハウを国内外の工場に水平展開していく」と述べた。

西本所長は「「現在、7月の稼働開始に向けて最終段階に入っている。まずは『フリード』で立ち上がり、その後、フルモデルチェンジを予定している新型『フィット』をメインに小型車専用工場として生産を開始する」と説明。

さらに「寄居が立ち上がると、埼玉製作所はエンジン生産を行う小川工場や多機種混流生産対応をしていく狭山工場と合わせて3拠点での運営が始まる。とくに小川工場から寄居工場へエンジンが供給されることで、高効率生産体制が整う。ここでの小型車効率生産体制を今後世界にも水平展開していく」と強調した。

また「ゼロから立ち上げる新工場ならではの環境取組として、建物のライフリサイクル率98%を達成したほか、ソーラー発電や空調気流システム、排熱利用などをマネジメントし、従来よりも大幅にCO2を削減することに成功した。さらに工場の敷地面積の30%にあたる約28万平方mの緑地には、ビオトープ(生物生息空間)1万6000平方mを設置し、トウキョウサンショウウオやホトケドジョウなどの希少種を守っていく一助を担っていく」とも語った。

《小松哲也》

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