富士重工業(スバル)は4月18日に都内で、日本では今年の初夏に投入する『XVハイブリッド』の技術説明会を行った。2リットルの水平対向エンジンとシンメトリカルAWDに1モーター式のハイブリッド(HV)技術を組み合わせている。
スバル技術本部長の武藤直人専務執行役員は記者会見で、さまざまな技術があるHVシステムについて「全ての方式を検討した」という。そのうえで「スバルらしさが分かりやすいアプローチを目指し、燃費と楽しい走りの両立を第1歩にした」と、1モーター式の採用について説明した。
武藤専務は「モーターによる電動化はリニアに出力アップを図ることができるのが利点。(将来は)モーターを2個、3個と増やすことも考えたい」とし、HVシステムのバリエーション展開にも意欲を示した。