【パイクスピーク13】WRCチャンプの威信をかけ、プジョー208 T16で挑むローブ

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プジョー208 T16
プジョー208 T16 全 5 枚 拡大写真

6月30日にコロラド州で行われる予定のパイクスピーク・ヒルクライム。プジョー『208 T16』を駆ってこのタイムトライアルに挑む9度のWRCチャンピオン、セバスチャン・ローブの談話がWRCのサイトで公開された。

プジョーは先月、このコロラド州で行われるイベントの無制限クラスに、1台限りの208 T16をWRCのトップドライバーの運転でエントリーすることを公表した。

そして本日、その新しい車が一般に公開され、セバスチャン・ローブがなぜこの試みに関係することとなったのかを説明した。

「自分のキャリアは多くのチャレンジの歴史でもある。そして新しいチャレンジが私をやる気にさせたんだ。パイクスピークは様々なものの組み合わせだが、それ以上にそれは素晴らしいスポーツのチャレンジなので、関係するにはとても良いプロジェクトだと思う」

「無制限カテゴリーは自分にとって魅力的だ。2または4ホイールドライブ、ターボまたはノン・ターボ、プロトタイプ、シルエット、ハイブリッドなど、ほとんど全てが認められる。その多様性はもちろん、通常とかけ離れたでも参加できるというアイデアが気に入ったね」とローブは語った。

6月30日のレースは、156のコーナーを持つアスファルトで全舗装された20kmのコースで行われ、そのグネグネと曲がるルートは2800mの高度から4300mのパイクスピークの頂上まで駆け上る。

カーボンのボディーワークと、ルマン24で勝利を収めたプジョー『908』から流用したパーツを持つこのアグレッシブな外観の208 T16は、今年のWRCフルタイム参戦を辞退したローブを引き付けたもう一つの理由だ。

9度のWRCドライバーズタイトルを誇るローブとプジョーのコンビは、パイクスピーク優勝の本命の一つである。だがパイクスピークのドライブの経験がないこと、テストをするロケーションのオプションが限られていることから、ローブは決してチャレンジを甘くは見ていない。

彼は「人々は私がパイクスピークで輝くことを予想していて、私のゴールはいつも勝利することだ。例えそうだとしてもそれは困難なレースで、コロラドでのその準備は特別だ。我々は他のどこにも発見できないコンディションに遭遇することになる。ル・マンの耐久力のように、リアルなシミュレーションを行うのは難しいようだ。」と語った。

《河村兵衛》

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