ホンダと広州汽車の中国合弁、広汽本田(広汽ホンダ)は4月18日、理念『S1』の大幅改良モデルの概要を明らかにした。実車は4月20日、中国で開幕する上海モーターショー13で初公開される。
理念S1は、広汽本田が立ち上げた中国向け自主ブランド、「理念」が2011年4月、最初の量産車として中国市場に投入したモデル。中国の若い世代や初めて車を購入する顧客がターゲット。商品のデザインや開発、生産、販売などは、全て広汽本田で行い、中国自動車業界初の合弁会社による自主ブランド製品だった。
その理念S1が、デビューから2年を経た今回、上海モーターショー13で大幅改良モデルをワールドプレミア。広汽本田のR&Dチームが、およそ5万人の理念S1の顧客の声をフィードバック。外観はフロントマスクを中心に変更を受け、表情を一新した。全長は4460mmへと延長。
インテリアは、従来よりもクオリティを向上。車載コネクティビリティ性能も引き上げられた。搭載エンジンは、排気量は1.5リットルの直列4気筒ガソリン「VTEC」。ホンダは「優れたパワーと低燃費、低排出ガスを両立」と説明している。