【INDYCAR 第3戦】予選トップ3のインタビュー

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トヨタ・グランプリ・オブ・ロングビーチの予選トップ3(動画キャプチャ)
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インディカーは4月20日、この日ロングビーチの市街地コースで行われたシリーズ第3戦の予選の結果と、ドライバー達の談話を公表した。

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ここロングビーチでいみじくも彼自身の250度目のインディカーレースを競う、4度のインディカーシリーズチャンピオンであり、2009年のロングビーチの覇者でもある、ダリオ・フランキッティは1分7秒2379の最速タイムを記録し、日曜日の決勝レースをポールポジションからスタートすることとなった。

「最後のラップの幾つかの箇所で出ていたコーションが自分の前で取り払われ、クリーンラップを走ることができた。特にこれほどコースが窮屈な状況では、前からのスタートは良いことだ。ホンダの為にもポールを獲得できて良かった。」と彼は語った。

シリーズのディフェンディングチャンピオン、ライアン・ハンター=レイは彼のNo.1 DHLアンドレッティ・オートスポーツの車で、フランキッティから0.0555秒遅れの、昨年のレースに続くフロントローからスタートすることとなる。

昨年の同レースの覇者であるウィル・パワーと佐藤琢磨がセカンドローを分け合った。パワーにとってはロングビーチで2008年以来初めて、フロントローを逃したことになる。

「ファーストシックスに入れて良かった。なぜならあの時、全てはとても接近していたからだ。セッションの終わりに(不運に)捕らわれてしまった。だが3位からのスタートは上出来だ。」とパワーは語った。

レイホール・レターマン・ラニガンレーシングのNo.17カーでシーズンデビューを飾るマイク・コンウェイが5位のラップタイムを記録し、シリーズのチャンピオンシップポイントのリーダー、エリオ・カストロネベスが6位となった。

シリーズポイント2位のスコット・ディクソンは2回目の予選セッションで最も速いラップで走行していたが、スピンをしてオリオール・セルビアの運転するNo.22のパンサーDRRを妨害したことから26番目のスタートとなった。

「厳しい裁定だ。もしオリオールがイエローフラッグを見て速度を落としていたら、自分の車を避けることができていたかも知れない。我々は確実にトップ6に入っていたが、つまらない事になってしまった。我々は明日、後方から追い上げなければならない。」とディクソンは語った。

■インディカーシリーズ第3戦、トヨタ・グランプリ・オブ・ロングビーチ予選結果(トップ10)

1.ダリオ・フランキッティ(1分7秒2379)
2.ライアン・ハンター=レイ(1分7秒2934)
3.ウィル・パワー(1分7秒3987)
4.佐藤琢磨(1分7秒4472)
5.マイク・コンウェイ(1分7秒5994)
6.エリオ・カストロネベス(1分7秒9698)
7.ジェームズ・ヒンチクリフ(1分7秒4358)
8.トニー・カナーン(1分7秒5891)
9.チャーリー・キンボール(1分7秒6306)
10.E.J.ヴィソ(1分7秒7209)

■ポールポジションを獲得したダリオ・フランキッティの談話

「チームが(車に)ステッカーを貼った。これは自分のルーキーの車で、この写真はロードスターだ(笑)。ポールでスタートできるのは素晴らしいことだ。我々にとって惨めなシーズンのスタートだったし、特にバーバーの予選は17位だったので、今日は方向を変えることができて良かった。我々はバーバーでとても速い車を持っていた。だから明日はターゲットの車を、前のポジションにキープしたい。車はとても良い状態で、ドライブのし易さと信頼性、良い戦略など全てが揃い、自分達が何を成し遂げることができるか見ていて欲しい。スタートからレースのペースを設定して、そこからプッシュし続けるだけだ。」

■予選2位のライアン・ハンター=レイの談話

「2分の0.1秒差で負けたのは、ちょっと痛かった。それは0.011もしくはもっと小さなギャップだったかも知れない。たったそれくらいで負けるのは本当に傷つくが、明日は全てが勘定される日なので、余計な注目を避けて、素晴らしい日になるようにしたい。No.1カーの為に働く彼等は、いつも素晴らしい機会をくれて、とても感謝している。明日はファン達のために素晴らしいショーを見せたい。それは利口な戦略が必要で、おそらく典型的なロングビーチのストリートコースタイプのレースとなり、イエローフラッグなどが出て問題を複雑にするので、戦略に光を当てることになるが、全てがそこに来たときには、速くなくてはいけない。我々は明日の決勝の為に車を改良しなければばらない。明日は非常に険しい戦いになり、トップ10の誰もがやっつけるにはタフだ。とにかく改良を続けて、我々は働き続ける。明日をとても楽しみにしている。南カリフォルニアの美しい日はインディカーのドライバーにとって、これ以上のものはない。」

■予選3位のウィル・パワーの談話

「少し後退することにした。なぜならティム(チームディレクター)が、時間内にラップできない可能性があると言ったと思ったからだ。燃料も残り少なかった。それがもう一つの予選に影響し、スタートの前にチェックが必要で、時間を消費した。良い戦略と幸運、手堅いレース…それが自分の探しているものだ。」

《河村兵衛》

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