ホンダと積水ハウスは、高齢化社会への対応を目的に、パーソナルモビリティー「UNI-CUB」や「歩行アシスト」などのロボティクス技術の住宅内における可能性を共同で検証していくと発表した。
人間工学や生活工学に基づいたユニバーサルデザイン(UD)研究によるノウハウやスマートハウス、スマートタウンに関する実績を有する積水ハウスと、ロボティクス研究を行ってきたホンダとの共同研究では、ロボティクス技術を住宅内でストレスなく活用することについて検証していく。
研究は、積水ハウスが「グランフロント大阪」の「ナレッジキャピタル」内に開設する「SUMUFUMULAB(住ムフムラボ)」や総合住宅研究所において推進。「UNI-CUB」や「体重支持型歩行アシスト」などのロボティクス技術を居住空間でどのように活かせるか、検証し評価していく。
両社は今後、ロボティクス技術を用いた新築・既築住宅における歩行などの動作支援を主としたQOL(クオリティー・オブ・ライフ)の向上を目指し、スマートコミュニティーにおける生活者の安心と、快適な移動と生活を実現する技術実証や協業ビジネスモデルの確立を目指していく。