マクラーレンはチーム内バトルを禁じない

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
ジェンソン・バトンとセルジオ・ペレス(マクラーレン)
ジェンソン・バトンとセルジオ・ペレス(マクラーレン) 全 6 枚 拡大写真

ペレスの開幕以来数戦のパフォーマンスは不十分であると発破をかけたのは、他でもないマクラーレンのマーティン・ウィットマーシュ代表であり、今も彼は若いドライバーを過度に戒めるのは不適切だとの考えを変えていない。

バーレーンGPではジェンソン・バトンとの接触を引き起こしたセルジオ・ペレスに対し、闘志は保ったまま少しだけドライビングスタイルを大人しくして欲しいと願っている。

「タフなドライバーに育ってくれていると私は思っている。ペレスは若いし荒削りなのは当たり前だ。でもチームメートを後から押し出すというのはやってはならないことだ。相手にはパンクを引き起こす可能性があるし、自分自身もフロントウイングをもぎ取られる可能性があるからね」

「今年のペレスは切れ味が欠けているという人もいたが、バーレーンの彼の切れ味は凄かったよ!」

ペレスはバーレーンのパフォーマンスで自信を深めたはずだとウィットマーシュ。結果的にはチームメートより4つ上の6位でフィニッシュした。

「結果的には、ファイティングの末に素晴らしいリザルトが得られた。あの出来事にはハラハラさせられたし、チームとしては多少の出費を余儀なくされたが、彼が自信を持ってくれるのならそれも良い」

チームメート同士のレーシングを積極的に受け入れるというマクラーレンの伝統は、バーレーンGP後も変わらないとウィットマーシュは断言する。

「確かに二人のドライビングはすれすれのところで交錯していた。だがそれもチームがドライバー同士の競争を許してればこその現象だ。われわれはチームメート同士のレーシングを禁じていない。それを認めなければ、後方に位置するドライバーはたとえ自身の方が速いのだと確信していても前に出ることを許されないことになるだろう」

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
  2. 2人乗りの特別なトヨタ『シエンタ』登場に「日本一周したい」「こういうの欲しかったんだよ」など反響
  3. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
  4. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  5. フォード『ブロンコ』が60周年、初代をオマージュした記念パッケージが登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る