ジヤトコ、中国生産子会社の上海新事務所開所式と合わせて、中国での「JatcoCVT8」の生産を開始

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自動車用変速機(AT/CVT)の専門メーカー、ジヤトコは、中国の生産子会社であるジヤトコ(広州)自動変速機(以下ジヤトコ広州)の上海分公司(JGZ上海)新事務所開所式と同時に、「JatcoCVT8」の現地生産を4月23日に開始した。

上海分公司の新事務所は、延べ面積505平方メートル、上海虹橋地区に位置しており、これまでのJGZ上海の役割であるリサーチ機能、新規顧客開拓機能、新規サプライヤ開拓機能、サプライヤ品質保証機能に加え、来場者が自由に見学できるショールームを備えており、人員は現在の16名から将来的には30名程度に拡大する計画だ。

拡大を続けている中国の自動車市場において、燃費向上に寄与するCVTが占める比率は年々増加している。

ジヤトコ広州は、この拡大するCVTの需要に対応するため、2009年に中型車用CVTの生産を開始。2011年には小型車用の副変速機付CVT「JatcoCVT7」、さらに今回従来型より燃費を約10%以上向上させた同社の最新型CVT「JatcoCVT8」の生産を開始し、東風日産の「Teana」に搭載され、中国でのCVT累計生産数は、4月15日には100万台を達成、現在年間約90万台の生産能力と現地での適用開発の機能を有している。

この背景下、ジャトコにとって、新事務所は関係各方面との交流の場として重要な役割を担うことになり、新事務所の重要性が高まっていくことが期待される。

ジヤトコは1999年に設立(1943年に創業)、トランスミッション専業メーカーで、2011年度の生産台数年間493万台、売上高6025億円の2012年のグローバルなCVT市場に占める同社のシェアは49%。

同社では、今後2018年度までに売上高1兆円達成を目指しており、現在のメキシコ、中国でのCVT生産拠点のほか2013年にはタイにCVT工場、さらに2014年にはメキシコ第2工場も稼動開始予定になっている。

《平泉翔》

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