新日鉄住金、1.2GPaめっきハイテンが スペーシア に採用

自動車 ビジネス 企業動向
スペーシア
スペーシア 全 2 枚 拡大写真

新日鉄住金は、同社が開発した強度1.2GPa級合金化溶融亜鉛めっき高張力鋼板(1.2GPaめっきハイテン)が、スズキの新型軽自動車「スペーシア」に採用されたと発表した。

【画像全2枚】

1.2GPaめっきハイテンが国内自動車メーカーに採用されるのは初となる。

同社はこれまで、冷延鋼板では1.2GPa級のハイテン材を製造してきたが、合金化溶融亜鉛めっき鋼板では、溶融めっきプロセスが加わるため鋼材特性の造り込みが冷延鋼板に比べ難しく、強度の上限は980MPaとなっていた。

今回採用された1.2GPaめっきハイテンは、強度と成形性を両立させる最適な微細金属組織を、めっきプロセスを考慮した成分設計と製造プロセスの高度化で実現。防錆性能も含めた自動車骨格部品に適用可能なトータル性能を付与することに成功した。

同社では、この鋼板により、自動車におけるハイテンの適用範囲が広がり、自動車の衝突安全性の向上と軽量化に、寄与することができるとしている。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  3. 三菱自動車、国内販売は5期連続増 2025年4~9月期実績
  4. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  5. トヨタ株価が急反落、今期業績上方修正も失望売り
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る