NASA、国際宇宙ステーションでのソフトウェア無線の実験をスタート
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次世代ソフトウェア無線技術を使用するSCaN Testbedの稼働により、宇宙環境における最新の通信、ネットワーク、ナビゲーション技術実験を行うことが可能になった。
ソフトウェア無線(SDR)は、複数の無線通信手段がソフトウェアの書き換えで対応できる無線通信。実験の成果次第では通信経費の削減や効率性の向上につながる。
「人間による宇宙探査にとっても、ロボットによる宇宙探査にとっても、SCaN Testbedでの実験は必要」とISSプログラム・マネージャのMichael Suffrediniは述べている。
現在SCaN Testbedでは、SバンドとKaバンドのソフトウェア無線技術の研究が進められている。試験装置は今後6年間稼働する見通し。
《日下部みずき》