ホンダは4月26日、2014年3月期の連結営業利益が前期比43%増の7800億円になるとの見通しを発表した。二輪、四輪ともほぼ全地域で販売を伸ばし、なかでも四輪は2期連続の過去最高更新を計画。さらに為替が円安に振れることも加わり大幅増益を見込んでいる。
しかし、実際の増益幅は2351億円と、円安効果による利益押し上げ分の2480億円にも届かないのが実態だ。
ホンダの岩村哲夫副社長は同日開いた決算会見後、一部報道陣に対し「私どもは相当の金額を投資している。これは特に新規工場およびそれにまつわるパワートレイン関連、また物流など商品を仕込むためのR&D費などとなっている」と説明した。
さらに「私どもとしては、もっとワンステップ、ツーステップ成長するための仕込みを続けていく」とも強調した。