「ウルトラマン」自販機、ウルトラマンショーに家族連れの行列...関越道高坂SA

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高速道路イベントとしては異色の「ウルトラマンショー」には、約200人の親子連れが集まった(27日・東松山市)
高速道路イベントとしては異色の「ウルトラマンショー」には、約200人の親子連れが集まった(27日・東松山市) 全 4 枚 拡大写真

ゴールデンウィーク初日の4月27日、高速道路各地のSA・PAにも多くの利用者が訪れている。中でも、関越道高坂SA上下線では、10時から販売を開始する「ウルトラマン」「ウルトラマン・ゼロ」の自動販売機の前に、小さな子供を連れた家族連れが長い行列を作った。

お目当ては、「ウルトラマン」(下り線)「ウルトラマン・ゼロ」(上り線)に入ったウルトラマン「ウルトラシュワッチ・サイダー」(150円)。プレーンなサイダー味だが、アルミ缶がウルトラマンとウルトラマンゼロに彩られている。27日に発売されたばかりで、この自販機で先行発売されている。

4台の自販機の中央にはウルトラマンとウルトラマン・ゼロが配置されている。自販機とその背景は、ウルトラマンが登場する都会のビル群のようだ。硬貨を投入すると、「シュワッチ!」など、おなじみの効果音や決めセリフが流れ、カラータイマーが点滅する。

当日は、1時間ほど前から人が集まり始め、先着100人にウルトラマンの金色の指人形がプレゼントされたが、それも1時間と経過しないうちになくなり、SAの特設会場のウルトラマン・ショーにも午前中だけで約200人の利用者が観覧に訪れた。

SA・PAを運営する東日本高速会社グループのネクセリア東日本では「大人から子供まで幅広い支持を受けたウルトラマン。かっこよさと正義感が、我々の経営方針である安心と感動に繋がる」と、ウルトラマンの起用を決めた。

自販機の飲料水の多くは、通常販売のコーヒーやお茶だが、今後は「ウルトラシュワッチ・サイダー」のフレーバーを増やす。また、東日本管内の高速道路上下8か所程度に、高坂SAとは違ったウルトラマンファミリーを設置していく予定だ。

ネクセリア東日本が、こうしたキャラクター自販機に力を注ぐ理由の一つは、伸び悩む販売の向上にある。同社全体の3月の売上高は約120億円。前年比で5.6%減だった。自販機の売上は全体の2割を占める。景気だけでなく、天候に左右されやすい反面、販売促進では即効性が見込める。

《中島みなみ》

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