えちごトキめき鉄道、経営基本計画を策定…運賃水準は現行の1.3倍以下に
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列車の運行方法は、経営基本計画案では「2両以下の編成ではワンマンの運転」としていたが、今回発表した経営基本計画では、2両以下ワンマン運転を基本としつつ、長大トンネルがある日本海ひすいライン(現在の北陸本線)は「当分の間ラッシュ時に2両編成で運行する場合など」に乗務員を2人体制にするものとした。
妙高はねうまライン(現在の信越本線)では、JR東日本からロングシート仕様のE127系電車を譲り受けて運用する。ボックスシートを設置して欲しいとの意見に対し「当面、改修する予定はない」としつつ、「開業後の利用状況を見ながら必要性を検討」するとしている。
運賃水準は、2010年の経営計画では現行運賃の1.6倍としていたが、新潟県や沿線自治体による安定経営のための支援などにより「1.3倍程度まで引き下げても経営が成り立つ見通し」としており、さらに「今後一層の抑制を検討」するものとしていることから、1.3倍以下になる公算が高まった。
今後は下期に鉄道事業の許可を申請する予定。具体的なダイヤは2014年度下期に決め、2014年度末の開業を目指す。
《草町義和》