【AMAスーパークロス 第16戦】450SXクラス、ライアン・ビロポトが今季9勝目、3年連続王座確定

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
ビロポトとミルサップスのデッドヒート
ビロポトとミルサップスのデッドヒート 全 7 枚 拡大写真

AMAスーパークロス第16戦は、4月27日にソルトレイクシティのライス・エクレス・スタジアムに4万3149人の観客を集めて行われ、450SXクラスの決勝でディフェンディングチャンピオンのライアン・ビロポトが今季9勝目を飾り、2013年シーズンの王座を確定した。

450SXクラス決勝レースのスタートと共に勢い良く飛び出したレッドブル・KTMのライアン・ダンジーがホールショットを奪取し、モンスターエナジー・カワサキのビロポトが2番手に続いた。ビロポトはダンジーをパスするのに多少の時間をロスしたが、オープニングラップで早くもダンジーを交わしてトップに躍り出た。

ロックスターエナジー・レーシング・スズキのデビ・ミルサップスは第2ラップでダンジーと並び、2番手の座を奪うパスを行ってその視野にビロポトを捕らえた。ミルサップスとダンジーはビロポトとの間隔を詰め、レース中盤には3人のライダーが1秒以内の間隔で並んだ。ミルサップスはリードを奪う機会はあったものの、ビロポトはプレッシャーに耐えて結局20ラップの全てをリードしたままフィニッシュした。

ミルサップスはトップ5以下のスタートから盛り返して2位となり、ダンジーがその後に続く3位でフィニッシュした。このペアはチャンピオンシップポイントで2位と3位に位置し、そのポイント差はわずか3のまま次の週末のシーズン最終レースに挑むこととなる。

「誰もが勝つ可能性のあるゲームだった。我々はシーズンをラフにスタートして、多くの飛び石を越えなければならなかったが、チームとしてそれをやり遂げた」とプレッシャーから開放されて安堵した表情を見せながらビロポトは語った。

ビロポトはスーパークロスの歴史で3度のチャンピオンに輝いた5人目のライダーとなり、ボブ・ハンナ、ジェフ・スタントン、ジェレミー・マクグラス、リッキー・カーマイケルといった伝説的ライダー達と肩を並べ、さらにハンナ、マクグラス、カーマイケルと共に3連続チャンピオンの座を獲得した1人となった。

尚、AMAスーパークロス第17戦(最終戦)は5月4日の土曜日に、ラスベガスのサム・ボイド・スタジアムで開催される予定である。

450SXクラス第16戦結果
1.ライアン・ビロポト(カワサキ)
2.デビ・ミルサップス(スズキ)
3.ライアン・ダンジー(KTM)
4.トレイ・カナード(ホンダ)
5.ジャスティン・バルシア(ホンダ)

450SXクラスシーズン累積ポイント
1.ライアン・ビロポト(カワサキ)-346
2.デビ・ミルサップス(スズキ)-318
3.ライアン・ダンジー(KTM)-315
4.ジャスティン・バルシア(ホンダ)-261
5.チャド・リード(ホンダ)-224

《河村兵衛》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  2. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  3. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  4. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  5. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る