欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは4月26日、オーストリアで開催された第34回ウィーン国際モーターシンポジウムにおいて、高性能ディーゼルエンジンを開発すると発表した。
ディーゼルエンジンは、その環境性能の高さから、欧州で人気が高い。ディーゼルの多くがターボチャージャーで過給されており、豊かなトルクを引き出す。その半面、最大出力はガソリンエンジンよりも、低く抑えられている場合が多い。
フォルクスワーゲングループが今回開発を宣言した高性能ディーゼルエンジンは、パワーを追求するのが特徴。同社によると、リッター当たりの出力は100kW(136ps)を目指すという。
リッター当たりの出力が100kWということは、現在、フォルクスワーゲングループで主力の2.0リットルのTDIでは、最大出力272psを発生する計算。パワフルなディーゼルエンジンとなる。