セバスチャン・ローブ「WRC欠場が不安の種」

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シトロエンDS3 WRC(セバスチャン・ローブ)
シトロエンDS3 WRC(セバスチャン・ローブ) 全 6 枚 拡大写真

WRCは4月29日、5月2日から開催される予定のラリーアルゼンチンに復帰予定のディフェンディングチャンピオン、セバスチャン・ローブのインタビューを公表した。

9度のワールドチャンピオンに輝いたローブは2005年以来、アルゼンチンで負けたことがなく、彼の同ラリーでの8連勝記録を破ることを目指している。

しかしそれを達成するには、フォールクスワーゲン『ポロR』で過去3度のラリーを支配したセバスチャン・オジエを負かさなければならない。

ローブが以前の速さに戻るまでに、しばらくの時間がかかるのだろうか? 以下がアルゼンチンに向かう前に彼が話した内容である。

---:過去2週間はとても忙しそうでしたが、リラックスする時間はありましたか。

ローブ:そうでもなかったよ。いつでも少しの自由な時間があると思ったとしても、結局車のハンドルを握っているよりも忙しかった。アルゼンチンの後に4つのレースの週末が控えている。5月にはほんの2日間だけ家で過ごすことになると思うが、文句は言えない。なぜならこれからやってくる機会を受諾することを選んだのは自分だからね。ここ数年に比べ忙しくなったが、それはシトロエンと分かち合う計画に向かう経験を得、取り入れる自分の能力を高めることができることを意味する。今年はこれらの全てを実行しなければならない年だ。何もしないことは後になっても学べる。

---:ラリーメキシコとラリーポルトガルの状況を知るチャンスはありましたか。

ローブ:とても高いレベルのパフォーマンスと信頼性を合わせ持つ、最先端の車をすでに扱っているライバルに対抗するのは、シトロエンにとっていつも簡単だったわけではない。しかしシーズンはまだ終わっていない。なぜなら13戦のチャンピオンシップを勝ち取るには、全てのラウンドが加算され、安定が要求されるからだ。我々は『DS3』WRCがメキシコよりもポルトガルでより速かったことを目撃し、それはチームが進歩していることを示唆している。そしてそれはまたDS3 WRCが、高いレベルのグリップがある時により快適なことを証明している。

---:ラリーアルゼンチンに向けてどのように準備しましたか。8連勝に挑む用意ができていると感じますか。

ローブ:1日のテストを除いて、2012年のラリースペイン以来、砂利道の上でドライブしていない。だからアルゼンチンの最初の幾つかのステージで、自分がどう感じるかはわからない。リズムは結構速く失われるものだと思うし、だから自分のチャンスに関して用心している。自分がラリーから遠ざかった事実は否定できないし、今は未来に焦点を定めている。

《河村兵衛》

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